ベンチマークレポート
2023年5月26日(金)に、岡山市中区江並にある本社工場にお邪魔しました。2月例会で登壇いただいた株式会社TANIGAWAにベンチマークに伺いました。
2月例会 → http://okayama-keieiken.com/2023feb-report/
担当委員長の5月ベンチマークに対する想い
コロナによる規制が緩和されて最初のベンチマークでした。会員同志が顔を合わせて現地でないと感じることができない刺激をけて持ち帰ってもらいたいという思いで委員の皆さんと準備を進めてまいりました。
また、今回のベンチマークと2月例会の準備を通じて株式会社TANIGAWAの谷川社長、幹部社員さん、現場の担当社員さんと多く関わらせていただきました。「ぜひこのグッドマンたちやグッドカンパニーを知ってもらいたい!」そんな気持ちを乗せて臨ませていただきました。
TANIGAWAのここがスゴイ!
私が一番強く感じたのは「TANIGAWAのスゴイ!社員さんたち」でした。
ベンチマークのスピーチ、工業見学、企画、仕切りに至るまでの全ては谷川社長ではなく、幹部社員さんでもなく、入社3年目という社員さんが責任者となって運営をされていました。
谷川社長とは、今までの例会や委員会などの活動でたくさん顔合わさせていただきましたが、今回のベンチマークでは今まで見たことのない表情との出会いがたくさんありました。
今回のベンチマークの担当者さんや幹部社員さんを親のような優しい目で見守る優しい表情、工場の見学中に少しでもいいから何かの改善点を見つけようと言う厳しい表情、勲章のようなバッチがたくさんついたヘルメットを社員さんからいじられ照れた表情…。これはベンチマークで現場に居合わせないと見ることができない表情です。
また、ご入社3年目の担当社員さんと幹部社員さんが二人で涙ぐむような感動的なシーンからは「育ち手」「育て手」それぞれの苦労を乗り越える人材育成への挑戦が垣間見られました。
途中涙ぐむシーンも・・・
そして、社員さん達は安全管理空調管理された働きやすい工場でそれぞれのの役割を全うされていました。いい環境、いい仕組みの中で安心して業務に邁進できているというのがみなさんの表情からはっきりと伝わってきました。
「百聞は一見に如かず」ということを深く学ばせていただきました。
「こんなところがスゴイ!」参加者の声
〇多くの中小企業の課題で社長と幹部、社員との知識・経験のギャップが挙げられる中でTANIGAWAでは幹部・社員さんのレベルが高い!
〇社内のOJTシステムを構築されており、人材育成を可視化している!
〇製造業と言えば男性社会のイメージがあるが、女性社員さんが活躍している!
〇谷川社長が日創研さんで学んだことを随所に社内に落とし込む施策を取り入れている!
〇社員数が100名近くなる中で、毎月の面談を行い、働く環境の改善やエンゲージメントを向上させる取り組みを行っている!
〇週1回30分の「未来会議」を行うことにより、ビジョンに向かって経営者と経営幹部が一体になっている!
〇司会進行及び発表をしてくださった女性の社員さん!
〇きっちり整理整頓ができている!
〇若手女性社員の方のプレゼン、工場案内の完成度!→人財が育成されている!
〇ベトナムへの進出!
〇社長自ら技術や資格の取得を体現している!また、その見える化の方法がおもしろい!
「ベンチマーク」の意義とは?
ベンチマークの意義は「目撃」です!
ベンチマークは、単なる学びだけでなくインスピレーションを得るための貴重な機会です。
直接「目撃」をするからこそ、経営者としての器を大きくし、自社の競争力と成長を促進することができます。3つのことを「目撃」して大きなプラスを持って帰る、それがベンチマークの意義だと考えます。
目撃①「スペシャル」
現場に直接行くと、文字やHPからの情報を超えて「スペシャルな社員さん」や「スペシャルな技術」「スペシャルな仕組み」など実際の現場での取り組みや成功の要因を直接目撃することができます。
他社の優れたプロセスや戦略を肌で感じ、その背後にある理念や戦略の本質を理解することができます。これは面白いことにピンとくる部分は人それぞれです。
自分の目で「目撃」するからこそ、自社の課題や改善点を明確化し具体的な行動計画を策定するヒントになります。
目撃②「社風」
実際に企業を訪問することで目には見えない社風を目撃することができます。現場の雰囲気や文化、リーダーシップの取り方などを実体験することができます。
これにより、目には見えない企業の本質や特徴を把握し、企業の社風を肌で感じることができます。
また、経営者や担当者との対話を通じて彼らの経験や挑戦の過程を知ることで、成功や失敗に対する理解を深めることができます。
目撃③「自己のインスピレーション」
成功している企業を訪問し、他社の成功事例や普段見ることがない仲間の姿を目撃することで、今まで気づけなかった自分自身の脳の中に沈殿していたアイディアに気づくことができます。
あなたの脳の中に眠っている新たなアイデアやビジネスチャンスを発見し、自身の経営戦略の進化やイノベーションにつなげることができます。
普段の委員会活動、例会参加に加えて「ベンチマーク」も仲間と共に学ぶ醍醐味です!ぜひ、これからも積極的にベンチマークに参加していきましょう。
次回開催について
次回は、2023年10月に予定しています。
愛媛県松山市の「マルブン」さん、「ラポール」さんにお邪魔します。
『素晴らしい気づきと学びをシャワーのようにことが浴びるできるでしょう。
コロナ明け初の県外ベンチマークです。会員同士の懇親を深める機会でもありますので、しっかり準備をしてまいります!!』(担当委員会より)